ブランディングデザインのすゝめ
あなたも、世界を変えることができます。「ブランディング」を通じてです。あなたは1000億円企業をつくる必要はありません。1000万人のフォロワーを獲得する必要もありません。ノーベル賞を受賞したり、ダボス会議に出席したりする必要もありません。世界を変えるために、何者かになる必要はないのです。あなたは、あなたを発現することで世界を変えるのです。

ここで言う「ブランディング」とは
自分にとって最も価値がある仕事をすること。自分と他人の自由を毀損せず、必要に応じて組織化しながら、自己基準の美意識を運用して最高級の商品を作り、解放すること。今、自分が本当に作りたい(作るべき)物を作ってみせること。
ブランディングデザインのプロセス
以下のプロセスを通じてあなたが見出す事業のビジュアルは、必ず「唯一無二(無敵)」であるはずです。なので自ずとブランドビジネスにも仕上げることができます。「自分自身の美意識に従って決めた」と言える創造こそが「実際に、世界を変える創造」すなわち「ブランド」だからです。あなたは、あなたを発現することで世界を変えるのです。
【 -1 】マスタープランニング >
(望む状態を絵で表す)
まずは事業を通じて「自分は世界のどの領域をどう変えるのか」を具体的な絵で表す事です。この絵は、事業に必要なすべてをもたらしてくれます。また、この絵は事業者に明晰な判断力も与えてくれます。市場から無視されたり批判されたりするような内容でもかまいません。自分が事業を通じて本当の本当の本当に作らなければならないと感じている物や事、それを正確に可視化します。絵が固まったら、それを短い言葉に圧縮(タグラインに変換)し運用可能性を高めます。
【 0 】シンボライズ >
(シンボルマークを作る)
「自分は世界のどの領域をどう変えるのか」を可視化、タグライン化することができたら、そのタグラインをシンボルマークに変換します。シンボルマークは、ベクターデータで精緻に作ります。そのシンボルマークが事業の本質を正確に表せているか、また美しいかどうかは、誰とも相談せず一人静かに判断する事、またじっくりと丁寧に考える事を推奨します。ここで固まったシンボルマークが今後のあらゆるクリエイティブの有り様を決める起点となるからです。
【 1 】アジャスト >
(道具を取り替える)
シンボルマークが完成したら、ロゴタイプやウェブサイトをはじめとした「そのマークに相応しい道具」を揃え、順次運用を開始します。名刺、カタログ、商品パッケージ、店舗、ユニフォーム、メニュー表、動画など、場合によっては社名や商品、ビジネスモデルそのものまで、目に見える全ての物をシンボルマークに合わせて取り替えていきます。また事業の規模や多様性に応じてキーカラーの策定やオリジナルフォントの製作などといったデザインシステムの開発を行います。
【 2 】オペレーション >
(変化の一部になる)
必要な道具が揃ったら、それらを使いながら、ただ事業を続ける事です。美的創造が成功していれば、この時点で既に住む世界が変わったという事実に気が付きます。あなたが「唯一無二」で「無敵」の存在になると、事業を続けるためのセールスやマーケティングは必要なくなります。あなたはただ、自分の仕事を続け、必要な分だけ賜り、得た分だけ喜ぶようになります。言葉で他者を変える必要はありませんが、他者からの質問や相談があれば誠実に答えます。
先ずは今、デバイスを閉じて、ひとりでマスタープランニングから始めてみる事をおすすめします。もし、判断に迷ったりつまづくことがあれば、いつでも福田に連絡して解消してください。いつでも、どんなことでも、何度でも一緒に考えましょう。